地質調査報告書の作成では、標準貫入試験で得られたN値をもとに、内部摩擦角や許容支持力、変形係数といった地盤定数を求める工程が欠かせません。設計の前提となる重要な値である一方、土質ごとに換算式を使い分ける必要があり、手間と経験を要する工程でもあります。
N値から地盤定数を求める工程の難しさ
- 砂質土・粘性土など土質によって用いる換算式や考え方が異なる
- Dunhamの式など複数の経験式があり、条件に応じた選択が必要になる
- 深度ごとに繰り返し計算するため、手作業では時間と転記ミスが生じやすい
実務での基本的な考え方
地盤定数の算出は、確立された経験式に基づく定型的な計算と、地層構成や土質を踏まえた技術者の判断の両面から成り立ちます。定型計算の部分は自動化に向いており、技術者は換算式の妥当性や結果の解釈といった、判断が必要な部分に集中するのが理想的です。
AIで換算・算出を効率化する
- 柱状図・土質試験PDFからN値を自動抽出し、転記の手間をなくす
- 土質に応じた地盤定数の算出を自動化し、深度ごとの計算を一括処理する
- 技術者は換算式の選択・結果の検証に集中し、報告書の品質を担保する
換算・算出の定型部分を自動化することで、報告書作成のとりまとめ工数を圧縮できます。まずは一部の様式・土質から試し、精度を確かめながら対象を広げるのが無理のない進め方です。
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